「考える」とはどういう行為か①
2017年末に書きかけにしていた記事が出てきたので、原文ママで公開する。
最近、また「考えるとはどういうことなのか」について考え、2冊ほど本を読んだ。
1年前の自分が考えていたこととは、少し変わっただろうか。
どんな本を読んだかについては、またいずれ、気が向いたら。
———————(以下、2017年末の下書き)————————
僕は「考える」ことが苦手だ。
学生のうちは、「暗記」と「傾向と対策」で乗り切って来れた。
パターン暗記が比較的得意だったこともあって、試験ものは比較的得意な部類だと思う。
でも、物を考えようとすると、途端にフリーズしてしまう。
これが結構厄介で、仕事ではかなりの苦労を強いられている。仕事では自分で考えることが強く求められるので、思うようにパフォーマンスを発揮できないこともしばしばだ。
そうして苦労しているので、しばしば「考えるって、どういうことなのか」と思案している。
そこで、今日は考えることが苦手な僕なりに、「『考える』とはどういうことか」を考えてみようと思う。
「考える」ことが得意な読者の人にしてみたら、「何を当たり前のことを」と感じるようなことかもしれないし、的外れなこともあろうと思う。
そんな人はどうか笑いながらこの記事を読んでもらえればと思うし、もし助言をもらえるなら願ってもないことだ。
0. 「考える」とは、前に進めるための行為である。
考えることの大前提、それは、「『考える』=前に進めるための行為」であるということだ。
このことは、「悩む」との対比で考えると分かりやすい。悩むことは、結論を出すための行為ではなく、いわば堂々巡りをすることである。
1.まず、テーマ(ゴール)と、枠組み(制約条件)を設定する。
考える行為にはゴールがある。特定の何かについて、結論にたどり着くのが「考える」ことである。
だから、考え始める時にはまず、「自分は何について考えるのか」「考えた結果、何がわかればいいのか」というテーマ(あるいはゴール)を決めなくてはいけない。ここでは、「●●」を例に取ろう。
それと合わせて大事なのが、考える枠組みを設定することだ。枠組みと言っても、フレームワークではない。枠組みとは、考えるときの制約条件である。
考えるテーマを決めたら、制約条件を付加してやることで、思考が明後日の方向へ飛んでいかないようにしてあげる必要がある。例えば〇〇である。こうすることで、後述する「連想する」工程でも、思考が無限に発散することを抑えられ、柔軟にアイディアを出しながら、着実にゴールに向かうことができる(ただし、ブレインストーミングを行うときを除く。ブレインストーミングを行うときは、自由な発想を促進するために、なるべく脳みそを自由にしてあげるほうが望ましいだろう)。
2.仮説を設定する
3. テーマを細分化する
4. 連想する