【レビュー】AirPods Pro第2世代(第1世代からの買い替え)
2024年のApple初売りでAirPods Proを購入し、1週間ほど使って非常に満足しているので、何が良かったかを書き留める。
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2024.1.13追記しました
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前提+結論
もともと、2022年に購入したAirPods Pro第1世代(Magsafe Charging case)を使っており、購入後2年近く経ったことを契機に第2世代に買い換えた。第1世代でも大きな不満はなかったので悩んだが、第2世代を一度試したところすっかり惹かれてしまい、購入。
結論としては、第1世代がまだまだ使える状態で買い替えても、非常に満足がいく買い物だった。
AirPods Pro 第2世代の何が良いか
1. 適応型オーディオ+会話検知機能の組み合わせがとても快適。
最大のメリットはこれ。適応型オーディオとは、外部音を取り込みつつ、不要なノイズは抑えてくれるモードのこと。購入前は大して期待していなかったんだけど、いざ使い始めると、基本的には適応型オーディオモードにしているくらい気に入っている。
適応型オーディオの利便性向上に一役買っているのが、会話検知機能。こちらは、自分が他の人と会話を始めたことをAirPods Proが検知し、再生中の音楽の音量を下げてくれる(Podcastの場合は一時停止してくれる)機能。こちらも精度が高く、適応型オーディオと組み合わせると人との会話にまったくといっていいほど困らない。
以上の機能が非常に便利なため、このところ骨伝導イヤホンの出番が減りつつある。
2. 音質の向上
特に低音(〜中音)の音質向上が著しい。第2世代の、豊かでありつつも引き締まった低音は、第1世代と明確な違いがある。
聞き疲れしない、ギリギリの範囲を狙った感がある。自分の場合は、これ以上低音が強くなると聞き疲れしそうだなと思った。
3. ノイズキャンセリングの性能向上
ノイズキャンセリング機能も第1世代から大きく向上している。家電量販店の賑やかな喧騒もバッチリ遮断してくれる。あまりの機能の高さに、ノイズキャンセリングをオンにして外を歩くのはちょっと怖いくらい。だからこそ、Appleは適応型オーディオを設けたのだろう。両者がうまく補完関係になっている。
4. スワイプで音量をコントロール可能
AirPods Proの柄(?)の部分をスワイプするだけで、スマホに触ることなく音量を変えられる。これはやはり便利。
その他の感想
5. 音量の自動調整機能について
第2世代は、外の環境に応じて音量を自動で調整してくれるようになった。
初めこそ、勝手に音量が上下することに対して強い違和感があったものの、2日もすればすっかり慣れた。自分の好みに合わせて調整してくれた印象もある。
後日談:第1世代の売却
購入から2週間経ち、第2世代に満足したので第1世代(Magsafeケース)を手放すことにした。
2024.1.13に中古買取店舗に持ち込み。
ケースおよび本体の傷・スレがあったものの、12,000円ほどで売却できた。
購入人価格が30,580円、2年使用後でこんなに高い価格で売れるとは思わなかった。
第2世代を初売りで買い、Appleギフトカード8,000円をもらったことを考えると、第
2世代の実質価格は39,800ー(12,000+8,000)=19,800円。
かなりお得な気分。
Galllup社の「Q12」〜キャリアの点検のために
このGWはゆっくり本を読んでいる。
今日読んだ「WIRED」vol.32はデジタル・ウェルビーイング特集。
恥ずかしながら、同誌を読むまで「ウェルビーイング」という言葉を知らなかったんだけど、身体的・精神的・社会的に良好な状態、いわば健康な状態らしい。
さて、同誌を読んでいる中で、自分のキャリアを点検するのに役立ちそうな質問に出会った。
日本では「ストレングス・ファインダー」で有名なGallup社が公表した、「Q12」というもの。
日本語訳は次のプレジデント・オンラインの記事に譲る(訳文はWIREDとやや異なる)。
https://president.jp/articles/-/23978
昨年度、かなり面白い仕事をさせてもらった私としても、上記の質問は納得のいくものだった。
この12の質問に、どれだけYesと答えられるか?
そんな問いかけを定期的に自分に投げかけてみると、キャリアの良い点検になりそう。
「考える」とはどういう行為か①
2017年末に書きかけにしていた記事が出てきたので、原文ママで公開する。
最近、また「考えるとはどういうことなのか」について考え、2冊ほど本を読んだ。
1年前の自分が考えていたこととは、少し変わっただろうか。
どんな本を読んだかについては、またいずれ、気が向いたら。
———————(以下、2017年末の下書き)————————
僕は「考える」ことが苦手だ。
学生のうちは、「暗記」と「傾向と対策」で乗り切って来れた。
パターン暗記が比較的得意だったこともあって、試験ものは比較的得意な部類だと思う。
でも、物を考えようとすると、途端にフリーズしてしまう。
これが結構厄介で、仕事ではかなりの苦労を強いられている。仕事では自分で考えることが強く求められるので、思うようにパフォーマンスを発揮できないこともしばしばだ。
そうして苦労しているので、しばしば「考えるって、どういうことなのか」と思案している。
そこで、今日は考えることが苦手な僕なりに、「『考える』とはどういうことか」を考えてみようと思う。
「考える」ことが得意な読者の人にしてみたら、「何を当たり前のことを」と感じるようなことかもしれないし、的外れなこともあろうと思う。
そんな人はどうか笑いながらこの記事を読んでもらえればと思うし、もし助言をもらえるなら願ってもないことだ。
0. 「考える」とは、前に進めるための行為である。
考えることの大前提、それは、「『考える』=前に進めるための行為」であるということだ。
このことは、「悩む」との対比で考えると分かりやすい。悩むことは、結論を出すための行為ではなく、いわば堂々巡りをすることである。
1.まず、テーマ(ゴール)と、枠組み(制約条件)を設定する。
考える行為にはゴールがある。特定の何かについて、結論にたどり着くのが「考える」ことである。
だから、考え始める時にはまず、「自分は何について考えるのか」「考えた結果、何がわかればいいのか」というテーマ(あるいはゴール)を決めなくてはいけない。ここでは、「●●」を例に取ろう。
それと合わせて大事なのが、考える枠組みを設定することだ。枠組みと言っても、フレームワークではない。枠組みとは、考えるときの制約条件である。
考えるテーマを決めたら、制約条件を付加してやることで、思考が明後日の方向へ飛んでいかないようにしてあげる必要がある。例えば〇〇である。こうすることで、後述する「連想する」工程でも、思考が無限に発散することを抑えられ、柔軟にアイディアを出しながら、着実にゴールに向かうことができる(ただし、ブレインストーミングを行うときを除く。ブレインストーミングを行うときは、自由な発想を促進するために、なるべく脳みそを自由にしてあげるほうが望ましいだろう)。
2.仮説を設定する
3. テーマを細分化する
4. 連想する
時間を有効活用するために
最近自分自身の重要なテーマに位置付けているのが、「時間を有効活用すること」。
職場の同僚など、他の人を見ていると自分の時間の使い方は改善の余地が大きいし、他の人よりも下手だなぁって思うことも多い。
なので、備忘も兼ねて、時間を有効活用するための方法・考え方を徒然なるままに描いてみる。
1. 重要なことにフォーカスする
やることが多すぎると、1つ1つをいくら急いでやっても、「やることリスト」は空にはならないし、個々の成果物の質も犠牲になる。
「やらないこと」をまず決めてしまう。その上で、「やること」のうち、時間をかけるべきことと、極力手間をかけずに終わらせてしまうことを峻別する。
2. 目の前の1秒1秒の時間の使い方は、自分が選択しているという自覚を強く持つ。
外部要因に流されることなく、目の前の1秒1秒の使い方を自分で選ぶんだという意識を持つ。そのためにも、「◯◯のせいでこれが出来なかった」という言い訳に安易に逃げない。
3. 常に「何かをする」ことを選ぶ
2と同じことだけど、「目の前の1秒、自分はこれをする」という選択を行い続ける。「(なんの選択もしなかった結果として)ただ漫然と時間を過ごす」という事態を極力避ける。
4. 目標とマイルストーンを設定する
まず、「いつまでに、何をしたいか」という目標をもつ。そして、「9時の時点ではここまで、10時の時点では次のこの段階までやる」というマイルストーンを設定する。
目標と進捗の目安を具体化することで、実際の時間の使い方と照らし合わせ、軌道修正を行いやすくなる。
5. シンプルに考える
物を考えるときも、物を決めるときも、極力本質を押さえ、シンプルに考えることを意識する。回りくどく考えるほど、余計なロスが大きくなる。
6. 全体像を考える
例えば1日の間にA,B,Cという3つのことを行う場合、Aに時間を取られたり、余計なDということを行えば、B,Cに費やせる時間を削られてしまう。一定の単位時間の中で何をするのか、全体像を見失わないでおく。
もう一つの意味として、物事に取り組む際に、すぐ手を動かすのではなく、一度深呼吸して全体像を捉え、何をしなければいけないかを理解したことで、手を動かすようにする。
7. コンディションを整えることを大事にする
上記のことを行うためにも、体を良い状態に保つ。どんなに忙しくとも、パフォーマンスを維持するのに必要な休息は確保する。
PBLのススメ
社会人になって4年。
ここ最近、勉強しようという意欲が昔に比べて薄れている。
そんなときにふと思い出した、大学時代に触れたPBLという言葉。
PBL(Project Based Learning)は、あるテーマを設定し、そのテーマを深めるために必要なことを学ぶ学び方のことだったと記憶している。いわば勉強を一つのプロジェクトとすること。勉強というより研究に近い学び方かもしれない。
(大学で言えば、従来の日本の学びは「講義を受ける」こと自体が目的化していることも多かったと思う。PBLの場合は、特定のテーマをゴールにするため、「講義」はもはやツールになる。)
学ぶことへの意欲が薄れている今、効果的なのはPBLかも。
例えば、今日観光する中で一つ頭に浮かんだテーマが、「常滑と瀬戸の焼き物の違いを知る」というテーマ。
資格試験合格とは違うゴールを持って学んでみるのもいいかな。
自分が生かされている理由(「やりたいこと」が見つからないときに その3)
この土日で、UBIソフトのテレビゲーム「アサシンクリード オリジンズ」をクリアした。これがとても面白くかったのだけど、キャラクターの生き様にも強く惹かれた。
ネタバレしないように詳細についてはコメントを差し控えるけど、出てくるキャラクターが(敵味方問わず)「これが自分の使命なんだ」と思っている感があり、その使命感がかっこいいのだ。
その姿を見ていて、ふと、「最近、『自分は〇〇のために生かされている』って考えることが無くなったなぁ」と感じた。
恥ずかしいことを言うようだけど、多感な思春期の時代は僕も使命感に燃えていたことがあった。
きっかけは、政治経済の授業で「南北問題」(国家間格差問題)をやったこと。
その内容を聞いた僕は、「自分は不自由のない生活をしているのに、世界には今日の食べるものにも困っている人がいるなんて!」と強い衝撃を受けた。
そして、「南北問題についてもっと突き詰めたい。この問題に取り組むことが僕の使命だ!(そして、本当にこの道を極めるのなら、個人としての幸せを後回しにしても、社会に尽くさなくては!)」と思ったものだった。
しかし、いつの間にか興味の方向は変わり、熱意も薄まり、今となっては個人としての幸福を優先する生き方をしてしまっている。
そしていつからか、「僕は何をしたいんだろう?本当にやりたいことなんてなかなか見つからないよなぁ」なんて考えるようになっていた。かつて「南北問題を探求したい」と思い、使命感に燃えたことも忘れて。
そんな時にプレイした「アサシンクリード オリジンズ」で、(大げさに言えば)この世界に「使命感に駆られて生きる人生」があるということを思い出すことができた。
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就職活動の頃から、僕は「やりたいことを見つけ、それに向かっていくべき」というような論調をよく聞くようになった。でも、(過去の記事に書いたように)僕はなかなか「やりたいこと」を見つけられずにいる。
そんな時の発想のヒントを、テレビゲームが与えてくれたような気がした。
使命を見つけること、(よりオーバーな表現を使うならば)「自分が生かされている理由」を見つけることだって、「やりたいことを見つけること」に負けず劣らず、有意義じゃないか。
「やりたいこと」は自分をスタートに据えた「人生のミッション」だけど、
「自分が生かされている理由」は社会をスタートに据えた「人生のミッション」だ。
「やりたいこと」は自分に端を発するので、僕のように人としての器が大きくない場合は、その先に描けるものも小さくなるかもしれない。
でも、「自分が生かされている理由」は、自分の大きさに制約されないかもしれない。
僕も、使命感を持って生きることが出来たらなぁ。
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では、使命はどうやって見つけるか。いや、どうやったら「与え」られるか。
その答えはわからない。
多分、自分を高めるためにひたむきに頑張っていれば、そのうち見えてくるんじゃないかな。
「天は自ら助くるものを助く」というくらいだ。
ひたむきに頑張る姿は、きっと誰かが見ている。
ひたむきに頑張っていれば、誰かが声をかけてくれたのをきっかけに、新しいものが見えてくるかもしれない。何かのきっかけで、使命が見えてくるかもしれない。
努力家とは言えない僕だけど、自分を磨くために頑張る気持ちは忘れないでおきたい。